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  • 執筆者の写真Sayaka Kato

満点の星空の下で・・モニュメントバレー内での宿泊。





どこまでも続く荒野の中に長い年月をかけ侵食によって出来上がったユニークな形をしたメサと呼ばれるテーブル形の台地や、さらに浸食が進んだ岩山ビュートが点在し、まさに大自然の芸術が広がるモニュメントバレー。

アメリカ合衆国西南部のユタ州南部からアリゾナ州北部にかけて広がる地域でまさにカウボーイ、西部劇の世界。そしてネイティブアメリカン・ナバホ族の人々が昔から住み続ける聖なる場所。


夕方のモニュメントバレー内 

ナバホ族の人々が昔から聖なる場所として崇め、長年この大地と共存してきました。今もなお大切に保護されているリザベーション(保留区)でもありナバホ族の人々が住んでいます。


今回はモニュメントバレー内のホーガンという彼らが使用する昔ながらの住居に宿泊する情報をシェアさせて頂きたいと思います。



ホーガンの入り口はいつも東向きに作られています。


モニュメントバレー周辺にはグールディングス・ロッジとザ・ビューという2つの宿泊施設がありますが、アナミツアーズがお勧めするのは、モニュメントバレー内にあるホーガンという彼らの昔ながらの住居に宿泊するオーバーナイトツアー。

この環境の中での宿泊はなかなか出来る体験ではありません。



ナバホ族の昔ながらの住居 ホーガン 

冬は暖かく、夏は涼しいホーガンの中。ナバホ族の知恵から出来たもので砂とジュニファーの木で作られた温かみのある居住に宿泊することはなかなかない経験であり、その場所を取り巻くアンリアルな世界観の中で時間を費やすことは普段の生活の中では不可能で特別な経験になること間違いありません。


ここは居留区内でナバホトライバルパークという部族公園内なので一般の観光客はローカルのナバホのツアーに申し込みオーバーナイトをする形になります。(一泊$250ほど・ツアー・食事込み)





流れは夕方前にナバホのガイドさんに会いそこから2時間半のバレー内ビューポイントを廻るツアーへ。





そのあとホーガンがある場所へ行きます。ナバホの女性が迎えてくれ、ホーガンの説明、生活様式やどうやって羊の毛から伝統文化でもあるラグを作るかなどデモンストレーションもして頂きます。



ホーガンの中のナバホの女性


その間、外では夕食を作ってくれているナバホ女性も。夕食はナバホタコ!カウボーイたちが食べていた ビーンズとメキシカンの文明から来たタコス、ナバホの人たちが大切にしてきたコーンから作られたフライブレッドの3つのカルチャーが混ざって出来上がったとても美味しいナバホ料理を堪能します。





食事のあとはナバホの男性による歌とダンスのパーフォーマンス。

全てのダンスの動きや歌はもちろん意味があり、すべて自然界からアイデアをもらって出来たものだそう。長い間、自然と共に暮らす彼ら独自の世界感にどんどん引き込まれ魅了されている自分達がいました。





そしてその後は自由時間。

お風呂はありませんし、お手洗いも大自然の中にある簡易トイレを利用します。


普段使用する 便利なもの が無くても全く気になりません。気にならないどころか自分がその地にいることが信じられず、その地にいられることが特別なことであり、大自然に受け入れられてもらっているような感覚、感謝の気持ちが自然に湧き上がってきます。


 普段ないものがそこにはありました。



地球から宇宙を垣間見る夜の世界



就寝前にはあまりの美しい夜空の下で直ぐに寝ることはなく、大地に座り込み

満点の星空をただ見つめていました。


満点の星をいつまでも見つめる者、目を閉じて瞑想する者、ボーと何かを考える者、それぞれ、静かに静かに自然の中で時間を費やしました。


雄大という言葉以上の広い世界の中に、深い静けさがあたりを包み、その静けさの中で自分たちも自然界の一部になったような錯覚に。包まれている感覚が本当にあたたかく、何よりも私たちがいる地球から果てしない宇宙をを垣間見ることで何が何だかわからなくなるくらい。笑




綺麗な夜の芸術をあとに就寝です。

ホーガンの中では火が炊いてあり11月でも快適です。寝袋を利用して寝る形になります。



朝は朝陽をを観にいきます。

刻々と変わる空の色も芸術的でした。





朝陽鑑賞のあとは

温かいコーヒーと朝ごはんを頂きツアーは終了。


ここでの時間はとても価値のある経験。


アナミツアーズがとてもお勧めするモニュメントバレーのオーバーナイト情報でした。



saya




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