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カーディアックキャニオン

執筆者の写真: Sayaka Kato
Sayaka Kato
4 日前
読了時間: 3分

更新日:16 時間前

先日、アリゾナ州のPageの街にあるカーディアックキャニオンへお客様をお連れいたしました。日本人にはまだあまり馴染みがない?!、実は有名なアンテロープキャニオンなどに負けない秘境があるのです。




ネイティブアメリカンのナバホ族の土地にあり、とても美しいスロットキャニオンです。

1日のうち、このキャニオンに入れる観光客の数も限られているので、大自然の静けさと壮大さをより深く感じられる場所です。



特徴は

峡谷の長さ:約790メートル(2,600フィート)、岩壁の高さ:最大約107メートル(350フィート)で割と長いので4時間のツアーでゆっくりと歩いて冒険していきます。



Cardiac は英語で「心臓に関する」という意味で、心臓がドキドキするほどの場所を歩いていきます。カーディアックキャニオンには、とても急な砂の斜面やどんどん細くなる道などがあり、そのような場所をナバホのガイドさんについて歩いていきます。カーディアックキャニオンは、ただ景色を見るのではなく、自分の足で峡谷に入り、大自然を体感することが最大の特徴で、他のキャニオンよりも間違いなくドキドキ感、アドベンチャー感が強いスポットですよ。

そんな理由から名付けられたキャニオンです。Taadidiin Tours が主催しています。




ここには、ただ単に美しい景観というもの以上の歴史が実はあります。

現在ツアーを運営している Taadidiin Tours は、ナバホ族(自称ディネ)の家族が営んでいます。

彼らが伝える歴史によると、1860年代、アメリカ政府によるナバホ族の強制移住「ロング・ウォーク」の時代に、先祖の Hastiin Tádídínii は、カーディアックキャニオンやキャニオンXに身を隠し、捕らえられるのを逃れました。

つまり、この峡谷はナバホ族の祖先が命を守るために身を隠した場所でもあるのです。

現在も子孫たちがこの土地の歴史や文化を伝えながら、ガイドツアーを行っています。


(ロング・ウォークとは 1863〜1866年アメリカ軍がナバホ族の家や農作物を焼き、家畜を殺して、降伏に追い込みました。1万人以上のナバホ族が、アリゾナ州などの故郷からニューメキシコ州まで、約400〜720kmもの距離を歩かされ強制移住を強いられました。

その中には子供や高齢者も含まれ、移動中や収容所で飢え、寒さ、病気などによって多くの人が亡くなりました。

その後、1868年アメリカ政府との条約によって、ようやく故郷の一部に戻ることが認められたという出来事です。)




この峡谷は、他のキャニオン同様、何百万年もの自然の営みによって造られてきました。

岩壁に刻まれた曲線は、水の流れが残した自然の芸術です。

そして、この場所はナバホ族の祖先が困難な歴史の中で命を守った土地でもあります。美しい自然であると同時に、ナバホ族の歴史と記憶が残る場所、とても神聖な場所でもあります。



是非いつか、ナバホの聖地、カーディアックキャニオンへ。

お勧めです。


Saya

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